内モンゴルのカシミヤ

カシミヤとは、羊からとれる毛ではありません。
海抜1500メートル位より高地に棲息しているカシミヤ山羊から採集します。このカシミヤ山羊は、体に2種類の毛が生えています。2種類のうち1種類がウール(うぶ毛)で、他の1種は剛毛と言われるヘアーです。我々人間が利用しているのがウールで、特に衣料品として利用しています。

剛毛は、毛芯として主に芯地に利用されています。春の4月初旬頃より、カシミヤ山羊より毛を梳きます。刈るのではなく、梳きます。大きい目のブラシで毛を梳き始めますと、2種類の毛が採れるために不要な剛毛を機械で取り除きますと、1頭のカシミヤ山羊から採れるカシミヤは約110g~130g位しか採れません。例えば、平織りマフラー30センチ×140センチが1枚です。セーターだと2頭のカシミヤ山羊が必要となります。

カシミヤの毛は、非常に細く16ミクロ以下と言われていますので、糸は専門の工場でしか作れません。今は、26番手の双糸を使用しており、単糸と違い毛玉になりにくくて以前より丈夫になりました。

この糸を5本を1本の糸にするために、機械は一切使わずハンドメイドで糸に撚りをかけ、さらに丈夫で暖かいカシミヤ100%生成り(無染色)のオリジナル商品が誕生します。

絹と重ねて履く冷え取りの最良品

一口にカシミヤ製品といっても、ウールとは全く異なる性質があります。
高地に生息する山羊の糸は保湿、吸収する遺伝子が強く、冷え取りのシルクと重ね着に最適です。
このカシミヤにこだわって、オリジナル製品を作りました。

冷え取り強化用オリジナル商品